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宮尾綾香 2年ぶりの世界戦に感謝「チャンピオンになります」 相手の池山は再起戦

[ 2018年11月19日 15:00 ]

<WBA女子世界アトム級暫定王座決定戦>前日計量を一発パスした池山直(左)と宮尾綾香
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 ボクシングのWBA女子世界アトム級暫定王者決定10回戦(20日、後楽園ホール)の調印式と前日計量が19日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)事務局で行われ、同級3位で元WBA同級王者の宮尾綾香(35=ワタナベ)は46.0キロ、同級8位で前WBO同級王者の池山直(49=フュチュール)は45.3キロでリミット(46.2キロ)を一発パスした。

 当初は宮尾が王者モンセラット・アラルコン(メキシコ)に挑戦する予定だったが、アラルコンの怪我により中止となり、WBAは急きょ暫定王座を設けて決定戦を承認。16年12月の池山戦で6回にスリップダウンして右膝前十字じん帯を断裂した宮尾にとっては、それ以来2年ぶりの世界戦で「再びタイトル戦を組んでくれた会長に感謝したい。チャンピオンになりたくてケガをしても続けてきたので、あすは勝ってチャンピオンになります」と宣言。「大好きなボクシングをやれるので思い切り楽しみたい」と意気込んだ。

 一方、7月にWBO王座から陥落した池山は試合直後に引退を表明したものの、「やり残したことがあると感じた。翌日にはもう一度リングに立ちたいと思う自分がいた」と翻意。10月中旬にオファーがあり、急きょ再起戦が決まった。「最終的に自分が納得できる試合をしたい。今回はそれが1番」とテーマを掲げ「宮尾さんは前回以上に強い気持ちでくると思うので、自分も負けないぐらい強い気持ちで臨みたい」と決意を語った。

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2018年11月19日のニュース