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竹迫司登 タイトル初挑戦でTKO勝ち わずか92秒で仕留める

[ 2018年3月3日 17:32 ]

1R、西田(左)を攻める竹迫
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 ボクシングの日本ミドル級タイトルマッチ10回戦は3日、神奈川県川崎市のカルッツかわさきで行われ、同級1位の挑戦者・竹迫司登(26=ワールドスポーツ)が王者・西田光(30=川崎新田)に1回1分32秒TKO勝ちした。タイトル初挑戦だった竹迫はプロデビューから8戦全勝8KO。2度目の防衛に失敗した西田は27戦17勝(8KO)9敗1分け。

 距離を縮めようと接近する西田に対し、竹迫はボディーを当ててペースを掌握。右アッパーからの左ボディーで王者の膝が折れると、「体が勝手に動いた」とすかさず連打でたたみ掛け、右の強烈な打ち下ろしで西田が大の字にダウン。レフェリーがノーカウントで試合を止めた。

 竹迫はWBA世界ミドル級王者・村田諒太(帝拳)のアマチュア時代の最後の対戦相手。龍谷大4年時、村田が12年ロンドン五輪で金メダルを獲得した直後の国体近畿予選で顔を合わせて2回RSC負けしていた。西田をわずか92秒で仕留め、「KO負けがないチャンピオンなので、その分気合を入れて練習してきた。向かい合った時、視線を外さなかったので本当に強く見えた」とコメント。チャンピオンカーニバルのMVP有力候補に上がりそうな衝撃の1回KOに「MVP、お願いします」と報道陣に呼びかけた。今後について問われると「まずは日本を獲ったので、次はアジアのベルトを目指したい。今年で27歳なので次のベルトがあるなら目指したい」と話し、「28歳で世界ランク上位に入って、30歳で世界挑戦したい」と語った。

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2018年3月3日のニュース