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井上尚弥 3回TKO勝ちV7も…相手がいない「全然、物足りない思いある」

[ 2017年12月30日 20:57 ]

プロボクシングWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦   王者・井上尚弥―同級6位ヨアン・ボワイヨ ( 2017年12月30日    神奈川・横浜文化体育館 )

<WBO世界スーパーフライ級TM 井上尚弥・ヨアン・ポワイヨ>3R、井上尚弥のボディー攻撃に腰を折る挑戦者
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 7度目の防衛戦となった王者・井上尚弥(24=大橋)が圧巻のKO劇でスーパーフライ級“卒業”を宣言した。

 井上尚は1回終了間際に左フックで最初のダウンを奪うと、3回にいずれも左ボディーで3度のダウンを追加し勝負を決めた。

 3回1分40秒TKO勝ち。「左は常に自信を持っている。当たれば倒れると思っていた」と狙い通りの試合運びだった。具志堅用高(協栄)、山中慎介(帝拳)に並び国内歴代2位となる世界戦9度目のKO勝利。だが、心から感情を爆発させることのない王者がいた。「(挑戦者は)気持ちが強かったし、試合を受けてくれて感謝している」としながらも「自分自身、全然物足りない思いある。来年はバンタム級に行きたい」。スーパーフライ級ではこの試合が最後となり、来年は1階級上のバンタム級に転級し、3階級制覇を狙う。

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