京太郎 右ストレートでKO宣言 106キロ挑戦者は「思ったより大きくない」
ボクシングの東洋太平洋&WBOアジア・パシフィック・ヘビー級タイトルマッチ12回戦(4日、東京・後楽園ホール)の前日計量が3日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、王者・藤本京太郎(31=角海老宝石)は101キロ、挑戦者のランドール・レイモント(31=オーストラリア)は106キロをマークした。
藤本は1月に日本人で初めて東洋太平洋ヘビー級王座を獲得。5月には9回TKO勝ちで初防衛に成功するとともに、WBOアジア・パシフィック同級王座も獲得した。この日は後楽園ホールで東日本新人王決勝が行われ、JBCへ向かうエレベーターは満員。計量前に立ち食いうどんを食べた後、ビルの6階まで階段で上ってきた藤本は、大汗をかきながらも「いつもより減量して、いつもより動ける」と仕上がりには自信がある様子。レイモントと対面すると「思ったより大きくもなかった。それでも強いと思うので、足を使って自分のペースでできないと話にならない。ジャブを突いて、上下、カウンターを当てて、右ストレートで倒せたら」と抱負を述べた。
陣営は日本初のヘビー級世界挑戦実現へ、WBO王者ジョセフ・パーカー(ニュージーランド)をターゲットに交渉中。藤本はヘビー級挑戦の意義について「人生で決めたことを成し遂げる人がどれぐらいいるんだろうと考えると、できれば凄い自信になる」と説明。「次に負けたら終わりと思ってやってきた。僕の人生を懸けている。どんな一戦でも凄く大事になってくる」と決意表明した。
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