×

15年国体王者・中嶋一樹 拍子抜けKOデビュー「30点ぐらい」

[ 2017年6月25日 15:48 ]

 ボクシングの2015年国体バンタム級王者・中嶋一樹(24=大橋)が25日、東京・町田市立総合体育館で行われた6回戦でプロデビューし、アランカン・ウォクラット(タイ)に1回1分49秒KO勝ちした。最初に左ストレートでダウンを奪うと、左アッパーから右を振るったところで相手がうずくまり、そのまま立てずにカウントアウト。右肩を脱臼したもようで、中嶋にとってはやや拍子抜けのKOデビューとなった。

 中嶋は奈良朱雀高でインターハイ準優勝、芦屋大で関西学生リーグMVPなどアマ通算87戦72勝(30KO)15敗の実績を持つが、試合後は「緊張しすぎて動きが硬かったと思う。柔らかいボクシングができなかった。30点ぐらい」と反省しきり。大橋ジムの大橋秀行会長は「練習ではやらないのに、試合になるとガードが下がる癖が出てビックリした」と不満を示しながらも、「65点ぐらいかな。パンチがあるし、見切りも速いし、カウンターやいいボディーフックもある。デビュー戦なので緊張が一番心配だった」と話した。

 プロ2戦目は8月30日に後楽園ホールで予定している。その後は「10月、12月と、どんどん試合をやらせたい」と大橋会長。中嶋は「次はもっとリラックスしてやりたい。1試合ずつ丁寧にやっていって、チャンピオンになりたい」と抱負を語った。

続きを表示

2017年6月25日のニュース