村田諒太 小倉キャスターとの対談で本音「僕だって、負けていい気はしていない」
ボクシングの村田諒太(31=帝拳)が5日放送のフジテレビの「とくダネ!」(月〜金前8・00)にVTR出演。番組の小倉智昭キャスター(70)と対談を行い、アッサン・エンダム(33=フランス)との再戦に向けた思いを語った。
村田はWBA世界ミドル級王座決定戦(5月20日)でエンダムに不可解な1―2の判定負けを喫した。まさかの判定負けから2週間が経過したが、「(判定は)そもそも第三者の判断。(会場の)ざわつきだったり、静まり返っている感じだったり、あの空気感は独特。なんか嫌な空気だなと思っていた、ちょっと雰囲気的なものは感じました」と振り返った。
試合後、エンダムの勝利と採点した2人のジャッジが6カ月間の資格停止処分という厳しい処分が下された。「(判断は)第三者の評価。世間の声に反応してくれた、僕の声ではない。反応してくれたということにはありがとうございます、というところまで」とあくまで冷静。小倉キャスターから「残念でしたね、勝ってましたよ!と言われるでしょ?」という疑問に、村田は「それ言われるのが一番困る。何を答えればいいんですか?」と素顔な気持ちを吐露して、苦笑した。
小倉キャスターから「エンダムと再戦するとしたらどんな試合になると思う?」と問いかけられた村田は「相手は復活するタイプの選手で自分も12ラウンドやったらどうなるんだろうと、半信半疑でやってしまっていた。今度は半信半疑という状態をなくして、チャンスがあったら走ってでも殴りに行きます」とキッパリ。「結果は神のみぞ知ることなので。自分は修正すべき点をやって、尽くす、それだけを考える」と再戦への強い意欲を示した。
エンダムに対しては「彼のおかげでいいゲームができたので、ありがとうと。わざわざ日本まで来てくれたので。それだけは伝えたかった」という村田。連絡先も交換したといい、「(エンダムが連絡先を)くれました。でも、電話はすることない、お互い引退して、何かのテレビの番組で、“あの時戦ったエンダム選手を訪ねてフランスへ!”みたいなことがあったら連絡しますけど」と笑いつつ、「僕だって、負けていい気はしていない」と最後は本音をこぼした。
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