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タパレス、王座はく奪 調印式すっぽかして減量…再計量もギブアップ

[ 2017年4月22日 13:06 ]

<WBO世界バンタム級タイトルマッチ>タパレスは再計量するも大きくオーバー
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 あす23日に大阪市で行われるボクシングのダブル世界戦の調印式が22日にあり、大森将平が挑戦するWBO世界バンタム級王者マーロン・タパレスが不在のまま式が進行する異例の展開。正午スタートの予定だったが、姿を見せず。WBA世界フライ級王者・井岡一翔を含めた世界戦の舞台に立つ3人が待ちぼうけを食らった。

 約20分待っても来ないため、TBSの伊藤隆佑アナウンサーの「タパレス選手はウエート調整のため、ランニング中で連絡がつきません。異例のチャンピオン不在ですが…」という言葉で調印式が始まった。調印式の後には計量が控える。体重がバンタム級のリミットをクリアしていないためだが、チャンピオンとしてあるまじき愚行だ。

 タパレスは調印式が終了しかけた12時56分に会場に姿を見せた。前日計量に臨んだものの、54・3キロでバンタム級のリミット(53・5キロ)を800グラムもオーバーした。大森は一発でクリアした。

 タパレスは14時44分に再計量に挑んだものの、リミットをクリアできずギブアップ、王座をはく奪された。あすの試合で大森が勝てば新王者となるが、仮に大森が敗れた場合でも王座は空位となる。

 大森は15年にタパレスに2回TKO負けをし、プロ唯一の敗戦を喫した。

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