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久保の父・憲次郎さん、息子の世界制覇に“確執”乗り越え「尊敬」

[ 2017年4月10日 05:30 ]

WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   ○同級8位・久保隼 11回5秒TKO 王者ネオマール・セルメニョ● ( 2017年4月9日    エディオンアリーナ大阪 )

久保(中央)は世界王者になり母・知美さん(左)、父・憲次郎さん(右)にねぎらわれる
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 久保の家族も応援に駆けつけた。父・憲次郎さんはボクシングで高校総体に出場。中学時代には久保に手ほどきもした。息子とは東洋大のボクシング部退部以来、疎遠になったものの、プロ入り後はブログで久保の試合を発信するなど、陰で見守ってきた。

 この日は「父親として息子ながら尊敬します」と誇らしげ。父と久保との橋渡し役をしてきた母の知美さん(51)も「ダウンしたときは心配で怖かった。勝ってよかったです」と笑顔を見せた。

 ▼久保 隼(くぼ・しゅん)1990年(平2)4月8日、京都市生まれの27歳。中学2 年から父の手ほどきで競技を始め、南京都高3年で高校総体フェザー級で準優勝。東洋大卒。13年5月プロデビュー。15年12月にプロ9戦目で東洋太平洋スーパーバンタム級王座獲得し、2度防衛。身長1メートル76。左ボクサー。

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2017年4月10日のニュース