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高校“神先輩”山中、久保の「強い気持ち」称賛 旧南京都高出身

[ 2017年4月10日 05:30 ]

WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ   ○同級8位・久保隼 11回5秒TKO 王者ネオマール・セルメニョ● ( 2017年4月9日    エディオンアリーナ大阪 )

試合観戦に訪れるWBC世界バンタム級王者・山中
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 WBC世界バンタム級王者・山中慎介(34=帝拳)に続き、久保が南京都高出身では2人目の世界王座に就いた。「これから大森、村田さんもある。(同校出身の)4人で王者になれれば」。23日に世界初挑戦する大森将平(24=ウォズ)、5月20日に東京・有明コロシアムで世界初挑戦する村田諒太(31=帝拳)の先陣を飾り、満足げに笑った。

 リングサイドで見守った山中は「いいパンチをもらって危なかったが、強い気持ちで戦った。上下の打ち分けが良かった」とダウンを挽回した精神力を称えた。久保のリングは初観戦というものの、試合を棄権させた執ようなボディー攻撃には目を奪われた。「当たるたびに(セルメニョが)嫌がってた」。後に続く大森、村田への思いは山中も同様で、「いい結果を出してくれることを祈っている」と願った。

 久保も山中と同様、2010年に亡くなった同校元監督の故武元前川(たけもと・まえかわ)氏に右利きながらサウスポーを勧められた。「(勝利報告の)墓参りに行きます」。待望の勝利報告が実現する。

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