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パッキャオ プロモーターからの無茶ぶりかわす「今年は2試合まで」

[ 2017年1月25日 16:25 ]

マニー・パッキャオ(AP)
Photo By AP

 米国のボクシングサイト「ボクシングニューズ24」は23日、WBO世界ウエルター級王者のマニー・パッキャオ(38)が2017年は2試合までしか行わない考えである伝えた。

 これはプロモーターのボブ・アラム氏が考えているプランとは違う。同氏はパッキャオの今後について次のように語っていた。「2017年は4試合を行い、11月か12月にテレンス・クロフォードと対戦する。この一戦が彼の引退試合だ」。

 しかし、パッキャオ本人のコメントはこうだ。「自分は人間であってロボットでないからね。いまは年に2試合をこなすことすら難しい状況。それが年に4試合だなんて到底不可能だよ」。

 パッキャオは4月23日に豪州でジェフ・ホーン(28)との防衛戦を予定。アラム氏のプランを補足すると、ホーン戦後は7月にロシアで、9月には欧州で試合を挙行。そして年末に米国で引退試合を迎えるというものだ。つまり、名プロモーターはフィリピンの英雄のために“さよならツアー”を企画しているということ。

 だが、パッキャオはボクシング以外にもやらなければならないことがある。母国フィリピンでは国会議員としての顔を持つため、そちらの職務も並行してこなす必要があるのだ。パッキャオのマネジャーを務めるマイケル・コンツ氏も“さよならツアー”に否定的。「このプランはアラム氏の希望的観測。マニーのスケジュールを考えたら、あり得ない話だよ」とコメントしている。

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2017年1月25日のニュース