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ワタナベジム5選手がタイトル戦へ練習公開 35歳荒川「チャンスつかむ」

[ 2017年1月25日 17:13 ]

タイトルマッチ出場を予定するワタナベジムの(前列右から)京口紘人、谷口将隆、(後列右から)久我勇作、船井龍一、荒川仁人、渡辺均会長
Photo By スポニチ

 近日中にタイトルマッチを予定しているボクシングのワタナベジム所属の5選手が25日、東京都品川区のジムで練習を公開した。

 先陣を切るのは31日に東京・後楽園ホールでWBOアジアパシフィックライト級王座決定戦に出場する同級2位の荒川仁人で、同級13位のアンソニー・サバルデ(フィリピン)と王座を争う。昨年11月に日本王座を返上した荒川は「(WBOアジアパシフィックの)権威はまだ高くないが、王座を獲得すれば世界ランクが手に入る。35歳なのでチャンスをつかみに行く」と理由を説明。東洋太平洋王座に過去2度挑戦し、08年はスイコ(フィリピン)に引き分け、11年はソルミアノ(同)に2―1判定勝ちも2回にダウンし「勝ったけど記憶にない」。3度目の地域タイトル挑戦もフィリピン人選手が相手で「戦績以上に強い。しっかり乗り越えて先へ進んでいきたい」と語った。

 日本タイトルマッチには3選手が挑戦。日本スーパーバンタム級1位の久我勇作は昨年敗れた王者・石本康隆(帝拳)に2月4日、後楽園ホールで再挑戦する。「1年前は負けた悔しさより、持っているものを出し切れなかったことが悔しかった。今回は出し惜しみせずに勝ちたい」と雪辱を誓った。また、3月22日には後楽園ホールで、日本スーパーフライ級1位の船井龍一が王者・中川健太(レイスポーツ)に挑戦。東京・港工時代に一緒にボクシング部をつくった同級生対決だが「発表会見のあとは何も話していない。リングに上がったら親友とか友情とか関係なくやるだけ。僕は3度目のタイトルマッチ挑戦なので、3度目の正直で何としても獲ります」と意気込んだ。

 さらに、4月には日本ミニマム級2位の谷口将隆が1位の小西伶弥(真正)との王座決定戦に臨む。会場は相手の地元を予定しているが、谷口も関西出身だけに「応援団は300人ぐらい呼びたい」と楽しみな様子。デビューから6戦全勝、わずか1年でのタイトル挑戦に「他の人からは苦労してないと見られているかもしれないけど、アマで20敗して苦労は嫌というほどしている。このタイミングでの挑戦は良かった」と話した。

 谷口と同じ23歳で同期入門の日本ミニマム級4位・京口紘人は現在交渉中ながら、2月下旬のタイトルマッチが予定されている。デビューから5戦全勝5KOの戦績で「タイトル戦が決まったら一発で獲って、インパクトを残します。この1年で世界タイトルも獲りたい。今、ワタナベジムは田口(良一=WBA世界ライトフライ級王者)さんしか世界王者がいないので、2人目になれるよう頑張る」と口も滑らかだった。

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2017年1月25日のニュース