×

これぞ五輪金の実力!ロマチェンコがウォータース完封「難しくなかった」

[ 2016年11月27日 16:11 ]

初防衛に成功したロマチェンコはベルトをくわえながらポーズを決める (AP)
Photo By AP

 ボクシングファン注目の一戦はあまりに一方的な展開だった。26日(日本時間27日)に米国ネバダ州で行われたWBO世界スーパーフェザー級タイトルマッチ。観衆は王者ワシル・ロマチェンコ(28=ウクライナ)が挑戦者ニコラス・ウォータース(30=ジャマイカ)に施すボクシングレッスンを目の当たりにした。

 KO率78%と強打のウォータースが五輪2連覇のボクシングエリートを打ち負かすのではと期待されたが、ラウンドが進むにつれてロマチェンコの秀逸なパフォーマンスに目が奪われるようになる。スピードに加えて動きのキレも抜群。ウクライナのハイテクマシーンは着実にポイントを積み重ね、ウォータースは7回終了後に棄権を申し出た。

 「自分のゴールは全階級を通じて最強の王者になること」と完勝後のロマチェンコ。「ウォータースは良いファイターではあるけれど、実際に戦ってみると自分にとってはさほど難しい相手ではなかった」とコメントを続けた。一方、完膚なきにまで打ち負かされたウォータースは「ロマチェンコは素晴らしい選手。スピードがあり強いパンチを持っている。テンプルにいいパンチをもらってしまったよ」と敗戦の弁を語った。

続きを表示

この記事のフォト

2016年11月27日のニュース