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「川島2世」がデビュー戦に2回TKO勝ち 川浦「凄い楽しかった」

[ 2016年11月14日 20:42 ]

デビュー戦を2回TKO回勝ちで飾った川浦龍生

 「川島2世」がデビュー戦に2回TKO勝ちした。プロボクシング元WBC世界スーパーフライ級王者の川島ジム・川島郭志会長と同じ徳島県出身の川浦龍生(22=川島)が14日、東京・後楽園ホールで行われたスーパーフライ級6回戦でプロデビュー。テーパヨーティン・シットダブニント(21=タイ)から2回に左フック、左ストレート、右ボディーで3度ダウンを奪い、さらに連打で2分16秒レフェリーストップ勝ち。主将を務めた中大で何度も後楽園ホールのリングには上がっているが、「プロは華やかさも一戦一戦の注目も全然違う。凄い楽しかった」と話した。

 父の勧めで小5の時に地元のジムでボクシングを始めた。中1で川島会長と初対面し、高3時に徳島県の事業で地元の強化にあたった同会長に教えてもらったことがあるという。徳島市立高ではインターハイと高校選抜で3位。中大でも1年時に国体3位に入ったが、3、4年時は顔面と右拳の骨折で振るわず「プロで一花咲かせようと」と川島ジムに入門した。

 出身地、階級、サウスポーにカウンターを狙う戦い方と、川島会長と共通する部分は多い。デビュー戦の内容については「ちょっと力んで同じようなコンビネーションを打っていた。反省しかない」と苦笑したが、「やるからには目標は世界王者」と口にした。川島会長も「アウトボクシングだけどミットを持つとパンチもある。メインを張れる選手になる」と期待した。

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2016年11月14日のニュース