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王者・有川、初防衛戦へ静かに闘志「3年間の成長見せたい」

[ 2016年11月13日 14:14 ]

初防衛戦を迎える有川(左)と挑戦者の大川

 ボクシングの日本ウエルター級タイトルマッチ10回戦(14日、東京・後楽園ホール)の前日計量が13日、東京都文京区の日本ボクシングコミッション(JBC)で行われ、初防衛戦の王者・有川稔男(川島)はリミットより100グラム軽い66・5キロ、挑戦者の同級5位・大川泰弘(ワタナベ)はリミットの66・6キロで一発パスした。両者は13年8月にノンタイトル戦で対戦し、大川が2―1で判定勝ちしている。

 4月に王座を獲得した有川は「3年ちょっとでどれだけ成長できたかを見せられたら」と静かに意気込んだ。前回も痛めたままで試合をした拳の状態が良く、今回は「治った状態で2カ月ずっと練習してきた」という。大川について「やりにくくしてくる。相手を研究して、どうやって組み立てるかを考えて実行できる人」と分析し、「苦手と思うけど、自分の実力を知る上でやりがいがある。自分がプレッシャーをかけて攻めることになると思うのでスタミナがカギ」と話した。

 一方、1月に前日本王者・新藤寛之(宮田)に敗れて以来、2度目の王座挑戦となる大川は今月2日に娘が生まれ、息子が17日に4歳の誕生日とオメデタ続き。「自分が負けて水を差すわけにはいかない」と闘志を燃やした。前回の王座挑戦時と比べて「一番変わったのは気持ち。前回は確固たる気持ちが足りなくて負けたと思っている。今回は気持ちからつくり上げた」と成長に自信を示し、「自分が当てて、当てさせない。KOだろうが判定だろうが、1ラウンドだろうが10ラウンドだろうが。一方的に殴ります」と宣戦布告した。

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2016年11月13日のニュース