山中竜 大差の判定勝ちで初タイトル「ホッとした」
東洋太平洋ミニマム級王座決定戦12回戦 ( 2016年11月11日 神戸市中央体育館 )
ボクシングの「東洋太平洋4大タイトルマッチ」が11日、神戸市中央体育館で行われ、ミニマム級の王座決定戦に臨んだ山中竜也(21=真正)はメルリト・サビーリョに判定で勝ち、初タイトルを手にした。バンタム級は山本隆寛(25=井岡)がマーク・ジョン・ヤップ(27=六島)に敗れ、防衛に失敗。ライト級の中谷正義(27=井岡)は6度目の、スーパーバンタム級の久保隼(26=真正)は2度目の防衛にそれぞれ成功した。
山中竜が元WBO世界王者を寄せ付けず、大差の判定勝ちを飾った。「うれしいというより、ホッとした。後半は足も動いて、自分のボクシングができた」。女手ひとつで6人の子供を育てた母の理恵さん(45)が、1カ月前から神戸市内の宿舎に駆けつけて減量食を作った。山下正人会長は「完璧だった。これからWBOに報告する」とWBO同級暫定王者を視野に入れ準備していく意向を明かした。
続きを表示