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細野 バロスに判定負け、挑戦権獲得ならず「相手がうまかった」

[ 2016年10月3日 22:05 ]

バロスに敗れ、控室で肩を落とす細野
Photo By スポニチ

 ボクシングのIBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦12回戦は3日、東京・後楽園ホールで行われ、同級4位の細野悟(32=大橋)は同3位ジョナタン・バロス(32=アルゼンチン)に1―2の判定で敗れ、王者リー・セルビー(29=英国)への挑戦権獲得はならなかった。元東洋太平洋、日本同級王者の細野は36戦32勝(21KO)3敗1分け、元WBA同級王者のバロスは46戦41勝(22KO)4敗1分け。

 視察のため来日したセルビーがリングサイドで見つめる中、1回の細野はジャブが良く出て好調なスタート。しかし、その後はバロスが左ジャブで試合をほぼコントロールし、単発ながらも左右のフックやカウンターを的確に細野の顔面へヒットさせた。細野は前進してアグレッシブな姿勢を見せボディーなどで反撃したが、バロスにダメージを与えることはできなかった。採点は1人が115―113で細野を支持したものの、残り2人は116―112、117―111と差をつけてバロスの勝利とした。

 控室で細野は「カウンター狙いで来ているのが分かったので、後半に距離を潰しにいこうと思ったけど、相手がうまかった」と敗戦の弁。大橋秀行会長は「1ラウンドが良かったのでいけるかなと思ったけど、完敗でした」と話した。過去3度の世界挑戦は2敗1分け。4度目の挑戦のチャンスをつかめず、今後について問われた細野は「分からない」と言葉を濁した。

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2016年10月3日のニュース