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井上尚弥 マスク姿もV3へ闘志「流れが来たらKO狙う」

[ 2016年9月2日 13:30 ]

調印式を終え、ファイティングポーズをとる井上尚弥(左)と挑戦者のペッチバンボーン・ゴーキャットジム

 ボクシングのWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦(4日、神奈川・スカイアリーナ座間)の調印式と記者会見が2日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで開かれた。

 故郷・座間で3度目の防衛を狙う王者・井上尚弥(23=大橋)は風邪を警戒してマスク姿で登場。「いつもと変わらず落ち着いた状態。最後の調整もしっかり終えることができた」と話し、5月のV2戦で逃したKOについても「プロでやっている以上KOは毎回しっかり考えてやっている。今回もそういう流れが来たら狙っていく」と意気込みを示した。一方、世界初挑戦の同級1位ペッチバンボーン・ゴーキャットジム(31=タイ)は「コンディションは100%。世界タイトルに挑戦できることは非常に重要。私ができることは全てやりたい」と語った。

 なお、タイトルマッチのレフェリーはマーク・ネルソン氏(米国)、ジャッジはモーレイ、モレット、サンドバル(全て米国)の3氏が務める。グローブは日本製8オンスで、色は井上尚が「今回のテーマカラー」という白、ペッチバンボーンが青。

 会見には、井上尚の弟で前東洋太平洋スーパーフライ級王者の井上拓真(20=大橋)とロンドン五輪バンタム級銅メダリストの清水聡(30=同)も出席。兄の前座で世界前哨戦の10回戦に臨む井上拓は「相手に何もさせないで、自分のボクシングを貫いて圧倒して勝ちたい」、6回戦でプロデビューする清水は「体重もスムーズに落ちて、調子もいいので非常に楽しみ。デビュー戦でどうなるか分からないが、自分なりに作戦は立てている」と抱負を話した。

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2016年9月2日のニュース