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田口に統一戦指令 会長が示唆、日本人対決も

[ 2016年9月2日 05:30 ]

V4に成功した田口(左から2人目)はジャッジを務めたクリストドーロー氏(右端)からミニチュアグローブをプレゼントされる。右から2人目は渡辺会長、左端は石原トレーナー

 4度目の防衛に成功したボクシングのWBA世界ライトフライ級王者・田口良一(29=ワタナベ)が1日、都内で一夜明け会見を開いた。V4戦は長いリーチを生かしたジャブを軸に宮崎亮(28=井岡)を圧倒して3―0の判定勝ち。顔には傷一つなく、「もっと打ち合えば盛り上がった」と反省しながらも「うまさも少しは見せられた」と自身に75点をつけた。

 4月にスーパーフェザー級の内山高志が、31日の田口の試合前にはスーパーフライ級の河野公平が、世界王座から陥落。田口がジム唯一の世界王者となったが、渡辺均会長は「90点。技術的な試合で強さを再認識できた」と絶賛し「チャンスがあれば統一戦も」とビッグマッチ指令を出した。

 ライトフライ級はIBF王者が八重樫東(大橋)で、WBO2位の田中恒成(畑中)も王座決定戦出場の可能性があり、日本人同士の統一戦も考えられる。田口も「どちらが勝つか分からない、興味をそそられる試合をやってクリアしていきたい」と高みを目指す決意を示した。7月には念願の運転免許を取得。つかの間のオフは「ドライブに行きたい」と笑った。

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2016年9月2日のニュース