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村田 ラスベガスへ出発、プロ11戦目向け「凄くいい練習できた」

[ 2016年7月17日 22:59 ]

渡米前にポーズをとる村田

 ボクシングのロンドン五輪ミドル級金メダリストでWBC同級4位の村田諒太(30=帝拳)が17日夜、プロ11戦目を行う米ネバダ州ラスベガスへの出発前に羽田空港で取材に応じた。23日(日本時間24日)にラスベガスのMGMグランドガーデンアリーナで元WBC米大陸同級王者ジョージ・タドニッパ(37=米国)とノンタイトル10回戦を戦う。村田は「凄くいい練習ができたので自信がある。実戦練習で気づくところもあったし、いい時も悪い時もあったけど全体的にはいいトレーニングになった」と手応えを口にした。

 ラスベガスでの試合は昨年11月に続いて自身2度目。前回は不完全燃焼の判定勝ちで、今回は世界戦実現へ重要なアピールの場となるが「テーマとしてはあまり力まずにいきたい。見せようとか思うと、いい結果は出ない。公開練習でも力んでしまったし、ろくなことがない」と自然体を強調した。スパーリングでは課題だった左の強化にも取り組み、今回は右ストレートとともに左ボディーを攻撃のキーポイントに挙げているが「流れの中で出ればいい。狙ってしまうと、そのフォームでやろうとしちゃう。ゴルフと同じ」と解説した。

 自身がラスベガスでスパーリング合宿を行っていた6月、全階級を通じて最強と評価されるWBC世界フライ級王者ローマン・ゴンサレス(ニカラグア、帝拳)が来日。帝拳ジムを訪れ、前WBC世界スーパーフェザー級王者・三浦隆司(帝拳)らの練習に付き合ってアドバイスを送った。村田はちょうど不在だったが、「トレーニングの映像を見たり、三浦さんが教えてもらった話は聞いた」という。「ロマゴンの凄さは、よどみない動き。つなぎ目みたいのがない。あの柔らかさがどこから出てくるのか、試合が研究してみたい」と貪欲な姿勢をのぞかせた。

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2016年7月17日のニュース