×

HIROYA 36秒KO負け…王者の壁厚く1回戦で姿消す

[ 2016年6月25日 05:30 ]

<Kー1ワールドGP・1回戦>ゲーオ・ウィラサクレック(右)にKO負けを食らうHIROYA

スポニチ後援K―1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 65キロ級世界最強決定トーナメント ●HIROYA 1R36秒KO ○ゲーオ・ウィラサクレック

(6月25日 東京・代々木第2体育館)
 あっけなさすぎる幕切れだった。1R20秒、HIROYAは王者の左ストレートを顔面に受けると尻もちをついた。なんとか立ち上がったが、ダメージは大きかった。連打を浴びて2度目のダウン。わずか36秒で試合終了のゴングが鳴った。

 この一戦に懸けていた。前日会見では「ゲーオ選手にどんなものを見せられるか、皆さん楽しみにしていてください」と一度も日本人に敗れていないゲーオ撃破に自信をのぞかせていた。だが、思い描いていたプランをまったく出せずに散った。「スッキリしている。王者は気迫が凄かった。対策を練ってきたが、蹴りを意識していたところで入りのタイミングを狙われた」。あまりの完敗に、会見では逆に晴れやかな表情だった。

 魔裟斗に実力を認められ、15歳だった07年2月にアマチュアとしてK―1初参戦。その後はK―1甲子園などで活躍した。新生K―1では思うような闘いができず、3月の日本代表決定トーナメントでは準決勝で野杁に敗れていた。「先のことは考えられないが、人生を充実させたい」。完敗を今後の糧にしていく。

続きを表示

2016年6月25日のニュース