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王者ゲーオ 最強証明V!1日3試合も何の「凄くうれしい」

[ 2016年6月25日 05:30 ]

<Kー1ワールドGP・決勝>1R、イリアス・ブライド(左)に膝をねじ込むゲーオ・ウィラサクレック

スポニチ後援K―1 WORLD GP 2016 IN JAPAN 65キロ級世界最強決定トーナメント

(6月25日 東京・代々木第2体育館)
 スポニチ後援「K―1 WORLD GP 2016 IN JAPAN」は8人による65キロ級世界最強決定トーナメントが行われ、同級初代王者のゲーオ・ウィラサクレック(31=タイ)が優勝した。野杁(のいり)正明(23=EBISU小比類巻道場)との準決勝こそ判定勝ちだったが、1回戦でHIROYA(24=TRY HARD GYM)、決勝ではイリアス・ブライド(21=モロッコ)をKO。ムエタイのスーパースターは改めて最強を証明した。

 王者はやはり強かった。1日3試合の過酷な闘いながら、決勝でもブライドを圧倒した。2Rに強烈な左膝蹴りをボディーに浴びせて3度のダウンを奪って優勝。「ボディーに隙があったので膝でいった。優勝できてホッとしている。凄くうれしい」と振り返った。

 ルンピニースタジアム認定フェザー級王者に就くなど長らくムエタイのスーパースターの名をほしいままにしてきた。新生K―1でも14年11月の65キロ級初代王座決定トーナメントを制し、王者に君臨。今大会に向けては、パンチに重点を置いてトレーニングを積んだ。HIROYAとの1回戦では、1R開始早々に左ストレートで倒し、すぐに2度目のダウンを奪って36秒殺。野杁との準決勝は1Rにパンチを受けてぐらつくなど「つらい試合になった」というが、パンチとキックのコンビネーションなどでポイントを奪って判定勝ち。優勝へとつなげた。

 今大会の優勝者がゲーオの持つ65キロ級王座に挑戦することになっていたが、王者が優勝を果たした。前田憲作プロデューサーが「誰がゲーオを倒すのか」と言う通り、王者の最強伝説はまだまだ続きそうだ。

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