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モデルボクサー高野 電撃引退「指図されてやるのは違う」

[ 2016年5月19日 05:30 ]

6月6日の試合で引退すると電撃表明した高野人母美

 「モデルボクサー」として知られる東洋太平洋女子スーパーバンタム級王者の高野人母美(28=協栄)が18日、6月6日の次戦(後楽園ホール)で引退すると電撃発表した。昨年11月の世界初挑戦失敗から7カ月ぶりの再起戦で韓国人選手とノンタイトル6回戦を行うが、「今回でラストにしようと思っている。勝っても負けても楽しんで試合がしたい」と話した。

 高野は引退を決断した理由を「自分がやりたくてボクシングをやってきたのに、指図されてやるのは違うと思うようになった。やりたいという気持ちが、やりたくないに変わってきた。自分の人生を他人に左右されるのは嫌」と説明。指図の意味について問われると「今は言えません」と答え、今後については芸能活動以外に「海外が好きなので。アイデアはあります」と含みを持たせた。

 この日は協栄ジムの金平桂一郎会長が海外出張のため不在。「会長がいないと聞いて、言おうと思った」と独断で発表したことを明かした。所属事務所も「何も聞いていない。試合前でナーバスになっているのでは」と驚く引退表明。高野は「決意は固いか」との問いに「ハイ」と即答した。

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2016年5月19日のニュース