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赤穂 9カ月ぶり再起戦判定勝ち、体調不良で「自分にガッカリ」

[ 2016年5月19日 21:53 ]

9カ月ぶりの再起戦に判定勝ちした赤穂亮

 プロボクシングの元東洋太平洋スーパーフライ級王者で日本バンタム級3位の赤穂亮(29=横浜光)が19日、東京・後楽園ホールで9カ月ぶりの再起戦に臨み、日本スーパーフライ級8位の白石豊土(30=協栄)に3―0の判定勝ちを収めた。昨年8月、WBO世界バンタム級王座決定戦でプンルアン・ソーシンユー(タイ)に屈辱の2回KO負け。同12月には白石相手に再起戦を予定していたが、体調不良により試合中止となっていた。

 赤穂は初回から大振りのフックや強烈な左ボディーを当てていったが、やや単発。白石をダウン寸前まで追い詰めるシーンもあったものの、仕留めきれないまま終了のゴングを聞いた。2週間前に扁桃腺が腫れて40度の熱を出し、さらにヘルペスも患って左目周辺が膿んでしまい、練習どころか体を休めるしかない状態だったことを告白。その影響で試合中は鼻血が止まらず、「レフェリーから“打たれてもいないのに何で鼻血が出ているんだ”と言われました」と苦笑した。

 昨年12月の試合中止を反省して早めに減量を始めたが、またも体調不良となり「2回連続試合がパーになって、もう引退だなと思った」という。対戦を受けてくれた白石に感謝しつつも、「このレベルの相手にこういうボクシングをしてるんだから考えないと。自分にガッカリした」とネガティブモード全開だった。

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2016年5月19日のニュース