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井上の挑戦者 カルモナ再計量でパス「温かい気候で助かった」

[ 2016年5月7日 15:38 ]

計量を終えポーズを決める井上尚(右)とカルモナ

 ボクシング・ダブル世界戦(8日、東京・有明コロシアム)のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチの前日計量は7日、東京都千代田区のホテルグランドパレスで行われ、1回目の計量でリミットを200グラムオーバー(52・3キロ)した挑戦者ダビド・カルモナ(メキシコ)は1時間40分後に行われた再計量を400グラムアンダーの51・7キロでパスした。

 600グラムも落とした理由については「太陽の下を歩いたり、走ったりしていた。温かい気候で助かった」そうで、計量後はドヤ顔でコーラ1本をがぶ飲み。「メキシコでタコスを食べ過ぎてしまった」とジョークを口にする余裕で、「明日はタフな試合になると思う。井上は一発パスして大変責任感が強い。パンチの応酬になると思う」と話した。

 王者・井上尚弥(大橋)は再計量を待たずに会場を後にしたが、興行の主催者でもある大橋ジムの大橋秀行会長は「よかった。ホッとしました」と、やれやれといった表情。先月のWBA世界スーパーフェザー級王座統一戦では内山高志(ワタナベ)が再計量でパスしたジェスレル・コラレス(パナマ)に敗れており、「内山の時もこんな感じだったので油断はできない」と表情を引き締めた。

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2016年5月7日のニュース