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“内山ショック”一掃だ!3学年後輩の八重樫「拓大魂見せる」

[ 2016年5月7日 05:30 ]

8日のダブル世界戦の調印式を終えた(左から)井上尚弥、カルモナ、八重樫東、テクアペトラ

IBF世界ライトフライ級タイトルマッチ12回戦 王者・八重樫東―同級11位マルティン・テクアペトラ

(5月8日 有明コロシアム)
 ボクシングのダブル世界戦の調印式と会見が都内で行われ、日本の両王者に「内山ショック」一掃指令が出た。先月27日に11度防衛の王者・内山高志がまさかの2回KO負けで陥落。今回はボクシング界に衝撃が走ったあの敗戦後、日本勢最初の世界戦。王者陣営の大橋秀行会長は「ボクシング界は今暗い。この暗い雰囲気を吹き飛ばしてほしい。(進退保留中の)内山選手がリングに戻ってきたくなるような、ワクワクする試合を期待したい」と王者2人に奮起を促した。

 この状況に内なる闘志を燃やすのは初防衛戦の八重樫だ。拓大では内山の3学年下の後輩。ともにエリートではなかったが、八重樫は努力ではい上がった内山の背中をずっと追いかけてきた。「いろんな思いがある。もし見てもらえるなら、先輩の刺激になる、何かを感じてもらえる試合がしたい」。内山とは敗戦後、連絡を取っていない。「勝ちに執着する。拓大魂を見せようと思う」。尊敬する偉大な先輩に、そしてボクシングファンに明るいメッセージを届けたい。

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