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井上に挑戦のカルモナ「“3度目の正直”その例外にならないように」

[ 2016年5月3日 15:53 ]

ミット打ちをする井上尚の対戦相手カルモナ

 「ボクシングフェス5・8」(8日、東京・有明コロシアム)のWBO世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦で王者・井上尚弥(23=大橋)に挑戦する同級1位ダビド・カルモナ(25=メキシコ)が3日、東京都新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。

 トレーナーなど3枚を着込み、ミット打ちなど約1時間の練習後はズボンの膝から下が汗で変色したほど。練習を視察した井上尚の父・真吾トレーナーは「減量は楽ではなさそうですね」と印象を語り、「本当にうまい。メキシコ人らしくテクニックがありポジショニングもいい。返しの左アッパーやボディーがいろんな角度から来る。1発避けても2、3発来るので気をつけたい」と話した。

 カルモナは過去2度世界挑戦しているが、いずれも井上尚に敗れたナルバエス(アルゼンチン)とパレナス(フィリピン)にTKO負けと引き分け。「非常にいい調整ができて素晴らしい体調なのでいい試合ができる。過去の2試合ではいろんなことを学んだ。“3度目の正直”という言葉があるが、自分はその例外にならないようにしたい」とコメントした。井上尚については「グレートなチャンピオンで、何かを持っているからチャンピオンなのだろう。自分はやってきたことをリングで見せるだけ」と抱負を述べた。

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2016年5月3日のニュース