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山中 V10へ順調減量 冬は「調整が一番しやすい」

[ 2016年2月25日 05:30 ]

鏡に向かい、シャドーボクシングする山中

WBC世界バンタム級タイトルマッチ 王者・山中慎介―同級3位・リボリオ・ソリス

(3月4日 島津アリーナ京都)
 日本歴代3位タイの10度目の防衛を目指すWBC世界バンタム級王者・山中が都内で練習を公開した。2ラウンドのスパーではWBO世界フライ級14位のボルネア(フィリピン)に鋭い左を再三ヒットさせて圧倒。「(減量は)あと2キロぐらいで、いつもより順調。この時期は凄く落としやすくて全然キツくない」と充実の表情を浮かべた。

 気温が低く汗をかきにくい冬の方が減量は難しいと思われがちだが「寒ければ寒いほど落としやすい」ときっぱり。夏場はエアコンで体調を崩さないよう気を配るなどストレスを感じる場面が多く、スパーリングの時期に体がだるくなることもあったという。それに比べて「調整が一番しやすい」冬に練習を積む3月の試合はプロで過去3戦3KO。3月に戦うのは5年ぶりで世界戦は初めてだが、仕上げやすさはデータが示している。

 挑戦者ソリスは河野公平、亀田大毅と日本人に2戦2勝で、プロ27戦を通じてKO負けはなし。それでも「河野選手にはダウンも取られているし隙はある。自分のパンチが当たれば倒れる。(武器の)左が強いなと思わせる戦いがしたい」と2試合ぶりのKO防衛に自信をみなぎらせた。

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2016年2月25日のニュース