×

大平 3・3タイでの世界挑戦へ決意「ラストチャンスのつもり」

[ 2016年2月13日 18:45 ]

花形ジム2人目の世界王者を狙う大平剛(右)と花形進会長

 3月3日に敵地タイでWBC世界ミニマム級王者ワンヘン・ミナヨーティン(30=タイ)に挑戦することが決まった同級7位・大平剛(31=花形)が13日、横浜市内のジムで会見した。14年12月以来2度目の世界挑戦となる大平は「前回は一生に一度のチャンスを思っていたが、2回目が来たのは運がある。前回悔しい思いをしているので、同じ思いはしたくない。(花形進)会長からは“ラストチャンス”と言われている。自分もそのつもり」と決意を示した。

 試合は首都バンコクから北東へ約260キロ離れたナコーンラーチャシーマー県で行われる。会場はスラナリー陸軍施設内の野外特設リングで、試合開始は現地時間午後3時予定とあり、酷暑での消耗戦が予想される。海外での試合が初めてなら外国人選手とも初対戦となる大平は、体を少しでも慣らすため試合8日前の今月24日に現地入り。「相手はガードを高く保ち、隙が少ない。ボディーストレートもうまい選手なので、もらわないようにしたい」と話した上で、「堅いガードの中で自分のどのパンチが当たるか考えてやりたい。足を使うタイプとあまりやっていないと思うので、まずは足でかき回せるだけかき回したい」と戦い方をイメージした。

 ワンヘンは王座を3度防衛中のオーソドックスタイプで戦績は40戦全勝(15KO)無敗。大平は19戦12勝(1KO)4敗3分けの左ボクサータイプで、14年12月31日のIBF・WBO世界ミニマム級王座決定戦で高山勝成(仲里)に7回TKO負け。昨年2月の再起戦で日本同級王座3度目の防衛に成功し、世界再挑戦のため同9月に王座を返上していた。戦績は19戦12勝(1KO)4敗3分け。

続きを表示

2016年2月13日のニュース