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内山 正規王者と次戦統一戦「テクニシャンでやりづらい相手」

[ 2016年2月13日 05:30 ]

ファイティングポーズをとる(左から)井岡、内山、山中

 WBA世界スーパーフェザー級スーパー王者・内山高志(ワタナベ)が次戦で同級正規王者ハビエル・フォルトゥナ(ドミニカ共和国)と王座統一戦を行うことが12日、決定的となった。

 当初はニコラス・ウォータース(ジャマイカ)との対戦を目指したが、先月末にWBAが統一戦を指示。ワタナベジムの渡辺均会長はフォルトゥナ一本に絞った交渉が合意間近と明かし、「国内と海外の可能性は五分五分」とした。国内なら4月27日に予定する同僚の河野公平と田口良一の両王者の防衛戦と合わせてトリプル戦になる可能性がある。

 内山はこの日、MVPを初受賞した15年度年間優秀選手の表彰式に出席。フォルトゥナを「テクニシャンでやりづらい相手」と表現し、「今年中に2人ともやるつもりでいる。うまいフォルトゥナと強いウォータースを撃破すれば、海外での評価も変わってくる」と強敵連破を見据えた。

 ◆ハビエル・フォルトゥナ 1989年7月15日、ドミニカ共和国生まれの26歳。09年3月プロデビュー。10年から米国へ進出。12年12月にWBA世界フェザー級暫定王座獲得も、13年4月の初防衛戦で体重超過のため王座剥奪。内山のスーパー王者昇格に伴い、15年5月に行われたWBA世界スーパーフェザー級王座決定戦に勝ち、2階級制覇。31戦29勝(21KO)1分け1無効試合。身長1メートル65、リーチ1メートル74のサウスポー。

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