鮮烈ＫＯから一夜…村田“復活の右”に手応え「練習とつながった」

２回ＫＯ勝ちから一夜明け、ショッピングモールでリラックスした表情を見せる村田

　ボクシングのロンドン五輪ミドル級金メダリストでＷＢＣ同級５位の村田諒太（３０＝帝拳）が２回ＫＯ勝ちしたプロ９戦目から一夜明けた３１日、中国・上海市内のホテルで会見を開いた。

　ＷＢＡスペイン語圏同級王者ガストン・アレハンドロ・ベガ（３２＝アルゼンチン）を右の打ち下ろしで２度ダウンさせた鮮やかなＫＯ勝ちに「スパーリングでも右で倒すシーンがあったけど、試合で出なかったら意味がない。練習とつながったので安心した」と手応えの表情。プロ転向後、中国本土での試合は初めてだったが「友好的で声援も送ってくれたのでよかった」と話した。

　年内の世界挑戦を見据え、３月上旬からは米ロサンゼルスで約１カ月のスパーリング合宿を予定している。「試合自体の疲れはないし、拳も痛めていない。今週中に練習を再開したい」と話したが、試合を控えて年明けからは家族サービスがあまりできていないとあって「あす（２月１日）、子供の保育園に行くからと約束した」と言って目尻を下げた。３１日夜に上海から帰国する。