市村蓮司　全日本新人王ＭＶＰ！圧巻初回ＫＯ　村田＆山中先輩に続く

金井（手前）に１回ＫＯ勝ちする市村

プロボクシング第６２回全日本新人王決定戦・スーパーバンタム級５回戦 市村蓮司　ＫＯ１回１分３６秒　金井隆明

（12月20日 後楽園ホール）
　スーパーバンタム級の市村蓮司（２２＝ＲＫ蒲田）が初回ＫＯ勝ちで全日本新人王となり、ＭＶＰに選出された。技能賞はスーパーフライ級の梶颯（１８＝帝拳）、敢闘賞はフライ級の坂本真宏（２４＝六島）が受賞した。

　ＭＶＰの市村は初回に左フックと右ストレートで２度ダウンを奪って、１分３６秒で仕留める圧巻の内容だった。１１月の東日本新人王決定戦でも１回ＫＯ勝ちしながら三賞を逃していただけに「凄くうれしいです」と笑顔。村田諒太や山中慎介を輩出した名門・南京都高（現京都広学館高）出身の２２歳は「偉大な先輩たちに、まだまだ足元にも及ばない。上位ランカーの強い人と戦っていきたい」と日本タイトルを次なる目標に定めた。