マカリネリ 元最強王者ジョーンズの“地元”でKO勝利
ボクシング、クルーザー級10回戦が12日、ロシアのモスクワで行われ、エンゾ・マカリネリ(35=英国)がロイ・ジョーンズ(46=米国)を4回1分59秒TKOで下した。
マカリネリはフィニッシュラウンドとなった4回、右アッパーでジョーンズからダウンを奪うと、再開後も連打を繰り出して一方的にジョーンズを攻め立てた。最後は右フックが決まり、ジョーンズはこの回2度目のダウン。その瞬間にレフェリーが試合を止めた。
元WBOクルーザー級王者のマカリネリはこれで48戦41勝7敗33KO。2008年にデービッド・ヘイに敗れてからタイトルとは無縁になっているが、3戦連続のKO勝ちで再びの戴冠を狙う。
一方、この試合まで8連勝と波に乗っていたジョーンズは痛い敗戦。かつてパウンド・フォー・パウンド(全階級を通して最強チャンピオン)と称されたジョーンズは、9月にロシアの市民権を得たが、“地元”のファンを前に良いところを見せられなかった。元4階級王者の戦績は71戦62勝9敗45KO。
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