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具志堅会長ガックリ…江藤光喜 完敗 0―3判定負け

[ 2015年11月28日 19:40 ]

11回、必死にパンチを繰り出す江藤(左)だったが…

プロボクシングWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦 王者カルロス・クアドラス―同級2位・江藤光喜

(11月28日 ゼビオアリーナ仙台)
 プロボクシングのダブル世界戦は28日、宮城県仙台市のゼビオアリーナ仙台で行われ、WBC世界スーパーフライ級タイトルマッチ12回戦は挑戦者で同級2位の江藤光喜(27=白井・具志堅)が、王者カルロス・クアドラス(27=メキシコ、帝拳)に0―3で判定負けし、王座奪取はならなかった。

 江藤は序盤からクアドラスの正確な連打をもらい、後手に回った。中盤もポイント差を詰められず、8回には相手のパンチで右ほおから出血。倒すしかなくなった後半、反撃に出たが、最後までダウンを奪えなかった。採点は111―117が2人、112―116だった。王者クアドラスは5連続防衛に成功した。

 具志堅会長にとって男子の世界王者誕生は悲願だった。女子では元WBA世界スーパーフライ級王者の山口直子を輩出も、江藤が13年8月にタイで獲得したWBA世界フライ級暫定王座は日本未承認。今回も成就しなかった。

 通算戦績は江藤の22戦17勝13KO4敗1分け、クアドラスは35戦34勝26KO1分け無敗。

 ▼王者クアドラスの話 非常に大変な試合。江藤はとても強かった。KOで勝つつもりだったが、相手の打たれ強さがそれを阻んだ。スピードもあっていい選手だった。

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