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村田“原点回帰”右ストレート 判定勝ち反省「勝負できるものを強化」

[ 2015年11月10日 05:30 ]

勝利から一夜明け、ラスベガスの日差しを浴びる村田

 ボクシングのWBC世界ミドル級5位・村田諒太(29=帝拳)が右ストレートで勝負に出る。米デビュー戦で判定勝利した試合から一夜明けた8日、見せ場をつくれなかった一戦を「武器をなくしている。これなら勝負できるというものを強化しないと、この先がない」と振り返った。

 アマチュア時代から体の強さと、強烈な左ボディー、ガードをこじ開ける右ストレートが魅力だった。加えて最近はジャブとフックを練習して攻撃パターンを増やしてきたが、試合で使えず「練習では技術、技術になっていた」と逆に長所が隠れてしまった。試合後に陣営の本田会長も「決め手の右ストレートをもう少し練習しないといけない」と指摘。今後はさびついた武器の輝きを取り戻すことが急務となる。

 次戦は2月に米国での開催が有力。本田会長は「来年2、3試合目が(世界戦に向けた)勝負。相手も上位ランカーになってくる」と世界戦を見据えたプロ10戦目からは、いよいよ厳しいマッチメークへと突入。悔しさを残したラスベガスで雪辱を狙う。

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2015年11月10日のニュース