和毅 雪辱ならず…王者に0―3判定負け「とやかく言うことはない」
世界ボクシング協会(WBA)バンタム級タイトルマッチ12回戦が6日、テキサス州コーパスクリスティで行われ、挑戦者の24歳、亀田和毅(亀田)は29歳の王者ジェイミー・マクドネル(英国)に0―3で判定負けを喫した。判定でプロ初黒星が付いた5月の世界戦の雪辱は成らなかった。
戦績は33戦31勝(19KO)2敗。3度目の防衛に成功したマクドネルは30戦27勝(12KO)2敗1分け。
亀田和は序盤、距離を取って優位に。だが、中盤から手数で劣り、最終ラウンドにはダウンも取られた。前回僅差だった3人のジャッジの判定は111―116、112―115、110―117と差がついた。
バンタム級ノンタイトル8回戦で一昨年12月の世界戦以来の試合に臨んだ兄の大毅(亀田)はビクトル・ルイス(メキシコ)に1―2で判定負けした。戦績は34戦29勝(18KO)5敗。
▼亀田和毅の話 前回よりも勝ったと思ったけど、結果は出たから、とやかく言うことはない。いい感じだったけど(判定の)見方はそれぞれある。
▼亀田大毅の話 どこの国のリングでも、あんなレベルの相手に負けてるようじゃあかん。2回も世界チャンピオンになってるのに…。今まで負けたやつに申し訳ない。
▼ジェイミー・マクドネルの話 何よりもまずジャブを打った。最終ラウンドの(亀田和の)ダウンは少しスリップしたと思ったが、あれで勝ちを確信した。(共同)
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