小関 最多タイV13!宮尾KO、柴田初防衛 女子トリプル世界戦
ボクシングの女子トリプル世界戦各10回戦は3日、東京・後楽園ホールで行われ、世界ボクシング評議会(WBC)アトム級チャンピオンの小関桃(青木)は同級10位のアンゴー・ワンソンチャイジム(タイ)に9回1分43秒、TKO勝ちした。13度目の防衛は世界王座防衛の日本最多記録で、男子ライトフライ級の具志堅用高に並んだ。
世界ボクシング協会(WBA)ライトミニマム級王者の宮尾綾香(大橋)は同級10位のブアンゲルン・ワンソンチャイジム(タイ)に5回1分30秒でKO勝ちし、4度目の防衛を果たした。
国際ボクシング連盟(IBF)ライトフライ級王者の柴田直子(ワールドスポーツ)は3―0の判定で同級11位のグアダルペ・マルティネス(メキシコ)を下し、初防衛に成功した。
◆小関 桃(こせき・もも)国内女子公認前からタイで試合をこなし、08年8月にWBC女子アトム級王座を獲得した。左ストレートが武器の左ボクサーファイター。16戦15勝(5KO)1分け。31歳。東京都出身。
◆宮尾 綾香(みやお・あやか)08年9月プロデビュー。12年9月に安藤麻里からWBA女子ライトミニマム級王座を奪取。昨年、3度の防衛に成功した。右ボクサーファイター。14戦13勝(2KO)1敗。30歳。長野県出身。
◆柴田 直子(しばた・なおこ)08年11月プロデビュー。11年5月に東洋太平洋女子ライトフライ級王座を奪取し、3度防衛。昨年11月にIBF同級王座を獲得した。右ボクサーファイター。15戦12勝(3KO)3敗。32歳。東京都出身。
▼小関桃の話 (具志堅用高と並ぶ最多防衛に)男子と女子で記録の価値は違うし、比べるのは無理。でも13回防衛して、100パーセントのコンディションをつくって勝ってきたのは、自分自身誇りに思う。
▼宮尾綾香の話 結果は良かったが、内容が不十分。最強への道はまだまだ遠い。今後もベルトを大切に守っていきたい。
▼柴田直子の話 プレッシャーはあったが、情けない試合はできないと思った。これで過信することなく、今後もたくさん防衛を続けたい。
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