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タイトル保持者と対戦 村田「デビュー戦ぐらい楽させてくれても…」

[ 2013年7月3日 17:06 ]

記者会見で抱負を述べる村田諒太。右は対戦相手の柴田明雄

73キロ契約6回戦 村田諒太VS柴田明雄

(8月25日 東京・有明コロシアム)
 タイトル保持者との一戦という破格の扱いに、村田は「こんな強い選手とではなく、デビュー戦ぐらい楽をさせてくれてもよかったかなと思っています」と話し、報道陣を笑わせた。「僕だったら大丈夫ということでこの試合を組んでくれていると思うので期待に応えたい」と相変わらずの強心臓ぶりも示した。

 五輪前の昨年5月に、日本王者になる前の柴田とスパーリングを行って圧倒したという。しかし「相手はチャンピオンで僕は挑戦する立場でしかない。しっかり実力を出すだけ」と気を引き締めることも忘れない。7月中旬に再び米国へ渡り、トレーニングを続ける。

 デビュー戦は、別会場で行われる20歳のホープ、井上尚弥(大橋)の日本タイトル挑戦と2元中継される予定で大きな注目を集めそうだ。

 トップランク社のボブ・アラム氏は6月に契約を結んだ際、4戦目から国外で闘う計画を披露し「彼が3年以内にチャンピオンとなり、(世界主要4団体6階級制覇の)パッキャオのようなスーパースターになると思っている」と語った。これまでの日本ボクシング界の常識で計れない男が、いよいよプロのリングに上がる。

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