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村田、初戦は東洋王者と!8・25ノンタイトル戦でデビュー

[ 2013年7月3日 11:47 ]

記者会見で対戦相手の柴田明雄(右)とポーズをとる村田諒太

 ロンドン五輪ボクシング男子ミドル級金メダリストの村田諒太(27)=三迫=が3日、東京都内で記者会見し、8月25日に東京・有明コロシアムで東洋太平洋ミドル級、日本スーパーウエルター級王者の柴田明雄(ワタナベ)とノンタイトル6回戦のプロデビュー戦を行うと発表した。「全力を尽くし、精いっぱい挑戦していきたい」と引き締まった表情で語った。

 ミドル級上限の72・5キロを超える73キロの契約体重で闘う。五輪「金」でプロの世界王者になるという日本人初の偉業への第一歩となる。「はっきりとした目標が一つ見えたのは大きなこと。この試合に向けて頑張っていきたい」と述べた。

 3月末に母校で勤務先の東洋大を退職し、4月にプロ転向を表明。8回戦以上の試合が可能なA級を当初から受験する異例のプロテストに合格した。6月には米興行大手のトップランク社と契約し、米ネバダ州ラスベガスで練習を重ねた。

 31歳の柴田は29戦21勝(9KO)7敗1分け。ことし1月に日本王座2度目の防衛を果たし、5月に東洋太平洋王座に就いた。

 ▼村田諒太の話 プレッシャーもあるが、それ以上に自分が挑戦する立場として新しい世界に踏み出す楽しみの方が大きい。(柴田は)なかなか隙がない選手。(スタミナ面は)しっかりトレーニングして自信を深めていきたい。

 ▼柴田明雄の話 五輪金メダリストであり、同じ日本人で、しかも同じ階級でその人と試合できるのは非常に幸せ。勝つ練習をして臨みたい。厳しい試合になると思っている。

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