山中 パッキャオ戦を生観戦、ベガス進出へ「もっと頑張る」
夢はやっぱりラスベガスだ。ＷＢＣ世界バンタム級王者・山中慎介（３０＝帝拳）が１２日、成田着の航空機で米国から帰国した。
８日にはラスベガスで６階級制覇王者マニー・パッキャオ（フィリピン）と４階級制覇王者ファン・マヌエル・マルケス（メキシコ）の試合を生観戦。かねて「ラスベガス進出」を熱望する山中は「あの舞台に立つには人気と実績が必要だということが本当によく分かった」と語り、「もっと頑張らないといけない」と精進を誓った。
ただ、会場ではファンからサインを求められるなど知名度は上がっていた。昨年１２月にラスベガスでのＷＢＣ総会に出席した際には「誰にも声をかけられなかった」というが、２度の防衛を果たしたことで周囲の反応は一変した。
２２日には自身の指名挑戦者を決定する１位マルコム・ツニャカオ（真正）と２位クリスチャン・エスキベル（メキシコ）の試合を観戦予定。来年２月末にも予定する指名試合をクリアすれば、他団体との統一戦も現実味を帯びてくる。実力者に勝ち続けることで実現に向かう夢舞台。次に米国へ行くのはラスベガスのリングに立つ時。山中はそう心に誓った。
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