×

和毅、年内にも世界戦!佐藤VSロペス勝者と

[ 2012年7月4日 06:00 ]

拳を合わせて気合を入れる長男・興毅(左)と三男・和毅

 ボクシングの亀田ジムは3日、WBC世界スーパーフライ級5位・亀田大毅(23)とWBC世界バンタム級シルバー王者・亀田和毅(20)が8月19日に香川・サンメッセ香川で世界前哨戦となるノンタイトル戦を行うことを発表した。兄2人に続く史上初の3兄弟世界王者を目指す三男の和毅は、7月8日に行われるWBC世界スーパーフライ級タイトルマッチの勝者に挑戦することを明言した。

 「3兄弟で世界王者」の夢実現へ、ついにターゲットを絞った。長男・興毅と兵庫・淡路島で強化合宿中の和毅は「香川のノンタイトル戦が終わったら次は世界。狙いはスーパーフライ級。佐藤かロペスの勝った方や」と世界初挑戦に乗り出すことを明かした。年内にも実現させたい意向で、開催場所については「メキシコのプロモーターとの契約があるからメキシコでやる可能性が高い」と話した。

 和毅が狙いを定めたWBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(28=協栄)は8日に同級1位ロペスと初防衛戦を行うが、会場の横浜文化体育館には偵察に出向く予定。拠点とするメキシコで“メヒカニート(メキシコの少年)”の異名を持つ20歳は「“サトウのごはん”を持って行ってトルティーヤ(メキシコ料理)で巻いて食べたろか」といたずらっぽく話した。

 実現の可能性は十分にある。王者・佐藤が所属する協栄ジムの金平桂一郎会長(46)は佐藤の2度目の防衛戦の相手にWBC世界同級5位・亀田大毅の名前を挙げていた。それが和毅に変わっても話題性や興行面を考えれば大きなチャンスとなる。もしロペスが勝ったとしても、和毅が契約しているメキシコのプロモーターが世界とのパイプを持っているため問題ないという。

 ようやく世界初挑戦が見えてきた亀田家の最終兵器は「(佐藤かロペス)どっちが勝つか分からんけど、(勝つ)自信はめっちゃあるよ。俺は進化しているから。今のうちにベルトのバックルをふいといてや。俺が獲るベルトなんやから」と最後までほえまくった。

続きを表示

2012年7月4日のニュース