×

佐藤洋太 初防衛成功すれば地元・盛岡で統一戦プラン

[ 2012年5月8日 06:00 ]

母校のボクシング女子部員に笑顔で歓迎される佐藤

 プロボクシングのWBC世界スーパーフライ級王者・佐藤洋太(28=協栄)が7日、王座奪取後初めて母校の盛岡南高に凱旋。所属ジムの金平会長は7月8日の指名挑戦者ロペスとの初防衛戦(横浜文化体育館)に成功した場合には、年内にも佐藤の地元でWBA世界同級王者テーパリット(タイ)との統一戦を行う意向があることを明言した。

 地元での凱旋試合について佐藤は「同じ階級に王者は1人でいい。ロペスに勝ったらWBAのベルトを狙いたい。4団体を統一したい。盛岡でやるのは夢」と明かした。かつて、元WBA世界フライ級王者・坂田健史氏の地元・広島で凱旋試合を実現させている金平会長は「支援していただければ」と前向きな姿勢を示した。

 この日の報告会は、全校生徒750人を前にして行われた。佐藤はアドリブでのあいさつを試みたが頭の中は真っ白。ポケットから探し出した原稿も字が汚くて読めず、金平会長の助け舟で質問コーナーが開かれ、何とか場をしのいだ。「緊張してやばかった」と苦笑いだが、半年後にはたくましく成長した統一王者の姿を披露することになりそうだ。

続きを表示

2012年5月8日のニュース