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興毅次戦はWBO王者アルセと“真価問われる”統一戦も

[ 2012年4月5日 06:00 ]

WBA世界バンタム級タイトルマッチ12回戦 亀田興毅(25=亀田) 判定 ノルディー・マナカネ(28=インドネシア)

(4月4日 横浜アリーナ)
 格下相手に苦戦した亀田興毅だが、次戦は世界5階級制覇のWBO世界バンタム級王者ホルヘ・アルセ(32=メキシコ)と交渉を進めており、早ければ今夏にも統一戦を行う可能性がある。

 3階級制覇しながら亀田興毅の評価が高くない理由は、防衛戦の相手のレベルにある。バンタム級の4度の防衛戦での相手の世界ランクは14、6、12、11位。3階級を通じて1試合のみの指名試合は負けている。物足りなさがあるのは否めない。

 だが、アルセは5階級制覇の肩書に加え、敗れたもののスーパーフライ級時代に3団体統一王者ダルチニャン(オーストラリア)と互角の勝負をした実績がある。統一戦交渉がまとまらなくても、暫定王座を2度防衛中のウーゴ・ルイス(23=メキシコ)との指名試合の期限は年内。難敵との対戦で、興毅は真価を問われることになる。

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2012年4月5日のニュース