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「休養王者」の無念晴らせず 清水9回TKO負けで陥落

[ 2012年4月5日 06:00 ]

9R、清水をロープに詰め連打するテーパリット

WBA世界スーパーフライ級王座統一戦12回戦 テーパリット・ゴーキャットジム(23=タイ) 9回TKO 清水智信(30=金子)

(4月4日 横浜アリーナ)
 清水は9回、テーパリットの左フックから右のフォローを浴び、ラッシュに反撃できずにレフェリーストップ負けした。4回に右でぐらついた後に、逆に右を当てて反撃したが「相手はパンチがあった。あれが勝敗を分けた。自分が打たれ弱かった」と振り返った。

 昨年8月、カサレス(メキシコ)に判定勝ちして王座を獲得した。だが、右眼窩(か)底骨折で防衛戦延期を申請すると、陣営の知らない間に暫定王者テーパリットが正規王者に格上げされ、清水は休養王者に。12月には、テーパリットが大毅と防衛戦を行った。

 休養王者扱いに傷つき「ボクシングが嫌いになったし、大人の社会を見た」と7カ月の苦悩を話すが「決着をつけるのは自分」と臨んだ。「結果が出たんで、スッキリした。敗者は言うことはない」と答え、しばらく休養すると話した。

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2012年4月5日のニュース