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一翔“鉛の腹巻き”で体力UP「きついけど、自信に」

[ 2011年11月26日 06:00 ]

WBC世界ミニマム級タイトルマッチ

(12月31日 大阪府立体育館)
 大みそかに2度目の防衛戦を戦うWBC世界ミニマム級王者・井岡一翔(22=井岡)が25日、和歌山県白浜町での合宿を公開した。初の地元での防衛戦に備え秘密兵器を用意した。「鉛の腹巻き」だ。重さは8キロ。本来はスキューバダイビングのダイバーが水中での浮力を減らすために腰に巻くもの。これに目をつけたのがダイビングの経験がある父でトレーナーの一法さんだ。

 「これをつけたら、自然と腰が沈むでしょ。それで重心も沈むんです。ボクシングは普通に立った姿勢から、重心を少し落とすのが基本。この姿勢が自然と身につく」と一法さん。もちろん基礎体力アップにもつながる。24~26日の合宿で装着して砂浜を連日10キロランニング。装着せずに走る30キロと合わせて1日40キロを走り込む。

 井岡も手応えを口にした。「ジムワークもきついけど、この合宿はさらにきつい。でも、走り終えたら自信につながる。朝起きたら筋肉痛が凄いです。12月はスパーばっかりなんで、今はしっかりスタミナをつけたい」。チャンピオンベルトを巻いて年を越すため、鉛のベルトで体力の限界を超えてみせる。

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2011年11月26日のニュース