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IGF&DREAMが大みそかに新格闘技イベント

[ 2011年11月4日 06:00 ]

気合のアントニオ猪木GP(中央)とIGFのサイモン猪木取締役(左)、DREAMの笹原EP

 アントニオ猪木(68)がゼネラルプロデューサーを務める大みそかの格闘技イベント「元気ですか!!大晦日(みそか)!!2011」の開催が決まり3日、都内で発表された。恒例の「Dynamite!!」の消滅を受けた新イベントで、さいたまスーパーアリーナでIGFとDREAMが共同開催。総合、プロレス、立ち技などを20試合行う予定で、大みそかの格闘技の灯を守る。

 会見の冒頭で「元気ですかー!」と叫んだ猪木は「紅白(歌合戦)から応援にという話もあったが、リングから元気を発信できればと思う」と、さっそく巨大ライバル番組に闘志を燃やした。DREAM側からIGFに協力を要請して実現した大会は、過去にない演出を構想中だ。

 DREAMの笹原圭一イベントプロデューサー(EP)は午後3時から20試合という異例のロング興行を発表。「総合、女子、立ち技、IGFとの対抗戦も…」と明かし、終了は日付が変わる元日午前0時すぎで「カウントダウンもやる」とぶち上げた。

 00年から続いてきた大みそかの格闘イベントの灯を守った。K―1を主催するFEGの経営難で「Dynamite!!」が事実上の消滅。代わってボクシングが世界戦を開催するなど、かつての主役は危機にあった。地上波のテレビ中継もカードも未定だが、20日にチケット発売を発表する段階までこぎつけた。「日本中の全てのイベントがライバル」と笹原EP。バーネット、バンナ、青木、川尻…。この日、名前が挙がった出場予定選手の奮闘とマッチメークが、格闘界の未来を左右しそうだ。

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2011年11月4日のニュース