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西岡V8戦 最低100万ドルで“史上最高額”も

[ 2011年10月4日 06:00 ]

マルケス戦から一夜明けMGMグランドホテルのライオン像の前でポーズを決める西岡

 ラファエル・マルケス(36=メキシコ)を判定で破り7度目の防衛に成功したWBC世界スーパーバンタム級王者・西岡利晃(35=帝拳)が世界戦から一夜明けた2日(日本時間3日)米ラスベガスで会見した。

 「勝った直後は実感がなかったけど、徐々に湧いてきた」と心境を吐露。帰国後については「8日に小姫の運動会に参加する」と長女・小姫ちゃん(5)との再会を楽しみにしていた。

 帝拳ジムの本田明彦会長(64)は来年5月予定の次戦の相手について3階級制覇王者ノニト・ドネア(28=フィリピン)を最有力に調整する意向だが、ファイトマネーについて「妥協しない。ワンミリオンは最低条件」と100万ドル(約7700万円)を最低ラインに交渉することを明かした。西岡の評価は米国でも急上昇。ドネアも人気選手のため100万ドル超えは確実。94年のWBC世界バンタム級王座統一戦で辰吉丈一郎と薬師寺保栄が手にした1億7100万円を上回る日本ボクシング史上最高額となる可能性もある。

 西岡は「まだ気持ちが向かっていない」と次戦には慎重な姿勢を示したが「アメリカでやるのは大歓迎」と再びラスベガスのリングに上がることを心待ちにしていた。

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2011年10月4日のニュース