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西岡、KO防衛に意欲「元気与えられる試合を」

[ 2011年4月2日 06:00 ]

ミット打ちで感触を確かめる西岡

WBC世界Sバンタム級タイトルマッチ 西岡利晃―マウリシオ・ムニョス

(4月8日 神戸ワールド記念ホール)
 6度目の防衛を目指す王者・西岡利晃(34=帝拳)が1日、都内でスパーリングを公開した。前戦でサウスポー対策で磨いた右を「右(構えの相手)でも同じように右を出したい」と話した通り、鋭い右ジャブを中心に組み立てた。

 最終回には右ジャブから鋭く踏み込んで左ショートアッパーを当て、相手をロープに詰めた。葛西トレーナーは「(初防衛戦の)ガルシア戦で習得したアッパーのタイミングが良くなっている」と手応えを話した。

 故郷、兵庫県加古川市に近い神戸市での試合は11年ぶり。しかも、東日本大震災のチャリティーマッチとして行われる。西岡個人としても特製Tシャツの売り上げの一部を義援金として寄付する。「(神戸は)本当に久しぶりでわくわくしている。勇気、元気を与えられる試合をしたい」と話した王者は「チャンスがあったら必ず仕留める」と、前回途切れたKO防衛に意欲を見せた。

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2011年4月2日のニュース