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粟生が2階級制覇/WBCスーパーフェザー級

[ 2010年11月26日 19:23 ]

3回、ビタリ・タイベルト(左)を攻める粟生隆寛

 世界ボクシング評議会(WBC)スーパーフェザー級タイトルマッチ12回戦は26日、名古屋市ガイシプラザで行われ、挑戦者で同級2位の粟生隆寛(26=帝拳)がチャンピオンのビタリ・タイベルト(28=ドイツ)を3―0の判定で破り、WBCフェザー級に続く2階級制覇を達成した。日本のジムの所属選手では史上8人目の快挙。

 粟生の戦績は23戦20勝(9KO)2敗1分けとなった。タイベルトは2度目の防衛に失敗した。粟生は3回に左ストレートでダウンを奪うなど優位に試合を進めた。

 粟生は千葉・習志野高時代に選抜大会、インターハイ、国体をそれぞれ2連覇して史上初の「高校6冠」に輝いた。昨年3月にWBCフェザー級王座を獲得したが、一度も防衛できずに陥落し、一つ上のスーパーフェザー級に転向していた。

 ▼粟生隆寛選手の話 (ダウンを奪った3回のカウンターは)手応えはあった。9、10回くらいから大丈夫かなと思った。強いチャンピオンになりたい。

 ▼ビタリ・タイベルトの話 粟生はすごく強かった。2回に右手を痛めて本来のパンチが打てなかった。粟生は前に出る圧力があり、勝ちたいという気持ちも強かった。

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2010年11月26日のニュース