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大毅VS坂田!金平会長が亀田父に先制ジャブ

[ 2010年7月29日 06:00 ]

<WBA世界タイトルマッチ、亀田大対坂田記者会見>ポーズを決める亀田大(左)と坂田

 因縁の対決で協栄陣営が先制攻撃の口火を切った。大毅VS坂田の世界戦が28日、東京・赤坂サカスで正式発表された。かつての同門、現王者VS元王者、両陣営が裁判で係争中と因縁が多い対戦となるが、協栄の金平桂一郎会長(44)が、亀田兄弟の父・史郎氏(45)の入場をめぐって早くも心理戦を仕掛けた。

 約500人のファンの前で行われた公開会見。金平会長は「JBC(日本ボクシングコミッション)に会場の安全管理に関する誓約書を出した」と明かした。提出は、大毅のノンタイトル戦(25日)時に史郎氏が控室に入って問題となった翌々日の27日。目的は反社会的勢力対策だが、史郎氏の会場入場禁止を意識しているのは明らかで「その問題はJBCとすり合わせたい」と話した。
 JBC安河内事務局長によると、誓約書を自主的に提出するのは「珍しい」という。史郎氏の問題については、29日にJBCが亀田ジム側の事情聴取を行うが、同事務局長は「対応次第では控室以上の制約を科す可能性もある」と話す。会場入場禁止は現実的には難しいが、それをにおわす先制攻撃で、協栄陣営が早くもリング外の戦いのゴングを鳴らした。

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2010年7月29日のニュース