【ＰＰＶ】ロード・トゥ・レッスルマニアがスタート！(WWEモバイル)

まさかの乱入でアンダーテイカーを沈めたショーン（左から２人目）（ＷＷＥモバイル提供）

　ＷＷＥの特殊ルール戦の中で、最も過酷な耐久戦と言われるエリミネーション・チェンバー・マッチによってＷＷＥの２大王座を決する２月のＰＰＶが、現地２月２１日にミズーリ州セントルイスに位置するスコットトレードセンターで行われた。

　第１試合ではジョン・シナがトリプルＨに勝利しＷＷＥ王座を獲得するも、直後に急きょ行われたバティスタとの防衛戦に敗れ、バティスタが王座を“"強奪”する展開が見られる、まさに予想外の幕開け。

　メーン戦となった世界ヘビー級王座を争うエリミネーション・チェンバー・マッチでは、レイ・ミステリオ、ジョン・モリソン、クリス・ジェリコ、ジ・アンダーテイカーが次々と入場、ＣＭパンクは彼らにストレートエッジの優位性を説いた後、Ｒ－トゥルースと試合をスタートした。

　スピーディーな攻防が展開されたが、ＣＭパンクはフィニッシュ技でＲ－トゥルースを敗退させると、マイクを手にアンダーテイカーとモリソンに説教を開始、大ブーイングを浴びながらもストレートエッジ信奉を促した。その直後、３人目の参戦者レイ・ミステリオが飛び出し、軽快な動きで攻め始めた。

　レイはＣＭパンクの攻撃にさらされながらもチェンバーの構造を最大限に活用する激しい攻防を展開、鉄製フロア上でウラカンラナを敢行した上にスプラッシュも披露、ＣＭパンクを戦いから排除してみせた。しかし、レイは４人目で参戦してきたジェリコの巧みな戦術に捕まってしまう。

　さらに、５人目のモリソンが参戦して三つどもえの様相を呈するが、モリソンはレイの攻撃を阻止、フィニッシュ技で仕留めて敗退へ追いやった。ジェリコはモリソンとの一騎打ちでウォールズ・オブ・ジェリコを披露、ところが、ここで最後の１人アンダーテイカーが参戦してきた。

　アンダーテイカーは圧倒的な攻撃力でジェリコに襲いかかったが、ジェリコとモリソンは共闘で逆襲、さらにジェリコは屈辱感を与える攻撃に出たことでアンダーテイカーを本気にさせてしまう。するとアンダーテイカーはモリソンを捕獲、鉄製フロアめがけてチョークスラムで沈めて敗退へ追いやった。

　アンダーテイカーは処刑モードに入ってジェリコへの猛追を再開、２人は互いのサブミッション技を繰り出し、さらにフィニッシュの応酬を見せるが、アンダーテイカーはラストライドでジェリコを沈めると“首かき”の仕草でフィニッシュをアピール、ジェリコをつかみ起こした。

　その直後だった。鉄製フロアを形成するプレートが動き、ジーンズ姿のショーン・マイケルズがリングの下から現れると、スウィート・チン・ミュージックでアンダーテイカーを一蹴してしまった。ジェリコはあっけに取られながらも急いでカバーに入って３カウントを奪取、なんと世界ヘビー級王座を手中に収めてしまった。

試合結果の詳細はwwe.co.jpへ

■エリミネーション・チェンバーＰＰＶ試合結果

＜エリミネーション・チェンバーＷＷＥ王座選手権＞
勝者および新ＷＷＥ王者：ジョン・シナ
出場者：テッド・デビアス、ランディ・オートン、トリプルＨ、コフィ・キングストン、シェーマス

＜ＷＷＥ王座選手権＞
○バティスタ
●ジョン・シナ

＜インターコンチネンタル王座選手権＞
○ドリュー・マッキンタイア
●ケイン

＜ディーバズ・タッグ・マッチ＞
○ミシェル・マクール＆レイラ
●ゲイル・キム＆マリース

＜ＵＳ王座選手権＞
○ザ・ミズ
●ＭＶＰ

＜エリミネーション・チェンバー世界ヘビー級王座選手権＞
勝者および新世界ヘビー級王者：クリス・ジェリコ
出場者：レイ・ミステリオ、ジョン・モリソン、ジ・アンダーテイカー、ＣＭパンク、Ｒ－トゥルース

The names of all World Wrestling Entertainment televised and live programming,talent names, images, likenesses, slogans and wrestling moves and all World Wrestling Entertainment logos are trademarks which are the exclusive property of World Wrestling Entertainment, Inc. All other trademarks are the property of their respective owners. (c) 2010 World Wrestling Entertainment, Inc. All Rights Reserved.